36th KN

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詩もいいですよ

芥川龍之介の小説は読みましたか。

いろいろな面接試験でよくある質問に「印象に残った本は何ですか」がありますけれど、文学にきちんと向き合ったら「本」ではなくて「文学作品」と言うべきだと常々思っています。

何を述べたいかというと、「本」を読むには抵抗があると感じる人々は、まずは短編のような「作品」に触れて、しっかりとした感想を持ちましょうということです。

 

さて今回は、比較的短時間で読める文学として「詩」を紹介します。もっとも、小説に比べると文字数が圧倒的に少ないという点で短時間で読めるだけで、余韻に浸ったり、あれこれ考えたりする時間は「詩」の方が長くなるかもしれません。

 

青空文庫」ではすぐれた詩人の詩をたくさん読むことができます。

中原中也の詩集『山羊の歌』には「サーカス」「汚れつちまつた悲しみに」が、『在りし日の歌』には「一つのメルヘン」が収録されています。

萩原朔太郎宮沢賢治の詩も読むことができます。

 

フランスの詩人ランボーの『酔いどれ船』を読めるとカッコいいですね。「青空文庫」では『醉ひどれ船』と表記されています。おまけに作者は「ランボー ジャン・ニコラ・アルチュール」となっていて何が名前かわかりにくい状態(姓の「ランボー」と名の「ジャン・ニコラ・アルチュール」の間には半角のスペースがあります)ですけれど、頑張って読んでみるといいでしょう。上田敏という有名な翻訳家による日本語訳です。

 

感性に訴えかける詩は若いうちに読むのがいいですね。

 

青空文庫 Aozora Bunko